パッシブデザイン 真夏の蒸し暑い室温対策はどうやって出来上がるの?!
こんにちは カナデホームの浅田佳宏です
カナデホームは全棟を長期優良住宅で創りあげています
2015年の12月にお引き渡しをした長泉町のU様邸は、「パッシブデザイン住宅」
しっかり精査して創り上げました
省エネ住宅の創り手が最も重視することは、机上の計算、理論だけではなく
お引き渡しをした家が、しっかりと予測通りに出来上がっているのか?!・・・・
2012年から、全棟長期優良住宅で創り上げ、1棟1棟室温と湿度の測定を地道にやってきた結果
豊富なデータが蓄積され、高度な技術の証しを得ることができました
室温測定にお付き合い頂いた住まい人の皆さん・・・・ ありがとうございました
「冬の場合」
u様邸は、断熱グレード基準であるHEAT20のG2グレードで創りあげました
G2グレードとは「冬場概ね室温が13℃を下回らない」という基準です
↓*お引き渡し後の実測の結果「外気温0℃の時、無暖房で15.1℃以上あります」

「夏の場合」
夏は室内に極力日射を入れないように、南面の窓には庇を
理科的根拠に基づいて計算して設置
↓西日の対策_洋風スダレ
ここで今回、今年の猛暑日の日の測定データが得られましたので
ご報告いたします
U様邸の今年の(2017年)7月4日~8日の5日間のデータです
集計表↓
集計表をグラフにしました↓
まずは湿度
一番上の赤いグラフは、外部の湿度です
夏はおおむね80%以上あります 日によっては90%を超えます
温暖化が激しくなると、クマゼミの生息地の北上に代表されるように
高温多湿はさらに厳しくなるでしょう
その一方で、LDKの湿度は70%を超えることなく。60%台で一定です
(U様邸は熱交換換気装置が標準搭載されていて、湿度の安定に大きな効果が発揮されました)
ちなみにU様邸はご夫婦共日中はお仕事をしています
帰宅時は冷房をONしますが、出勤時はOFF 日中エアコンは稼働していません
次に外気温と室温の関係です
温度測定は南面と北面
南面(ライトブルーの*印のグラフ線)は測定箱に日差しが日没まであります
一方北面(ブルーの◆印のグラフ線)の測定箱には日差しの差し込みは一切ありません
南面の外気温は1日で、≒24℃~32℃まで変化します
北面の外気温は、概ね24℃~28℃です
最低気温は南北共にほぼ同じですが、太陽光の日射の影響を受けると南面は
32℃まで上がってしまいます
このようなことからも、夏場家の中に極力太陽光を入れないことの大切さが理解できると想います
一方LDKの室温(グリーンの🔺印のグラフ線)は≒24.5℃~26.5℃程度で一定しています
日中留守でエアコンをかけていなくても、断熱性能を高度な技術で創り上げかつ日射を遮り
夏の遮熱対策を施した家づくりは、過度の省エネ設備の稼働無しで
真夏の猛暑日を快適に、そして小さなエネルギーで過ごすことができます
(日中エアコンの稼働無しでも、室温が26.5℃以下であるという事実を知ってください!
断熱性能がしっかりと担保された高度な省エネは、夏場室温が上昇することなく、安定します)
U様邸のブログです↓
U様邸ブログ「外気温0℃の時無暖房で15℃」は こちら
高度な省エネ技術の創り手によって引渡された家に住むと
増え続ける医療費の増大に関与することなく、健康状態の改善率を表す、有病割合を減らし
猛暑日と生態系の変化が教えてくれる温暖化の気象状況においても、小さなエネルギーで夏を
乗り切ることが可能です
パッシブデザインは奥が深いですね・・・・・
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