築80年のI様邸は、自然素材満載
こんにちはカナデホームの浅田佳宏です
カナデホームは全棟を長期優良住宅で創りあげています
7月初旬から工事をしていた、富士市のI様邸は内部も完成し
お引き渡しを待つばかりとなりました
以前ブログで工事の様子をお伝えしました
タイトルは
「手刻み」 と 「天窓」
↓ 改修前の室内
お客様のヒアリングの結果、問題点として下記の3点が浮かび上がりました
1)室内が暗い
2)冬寒い
3)家事動線の改善
ー室内が暗いー
当初I様は、トップライトのご提案に難色を示されていました
夏暑く、冬寒いのではないかという心配をされていました
夏の日差し対策は、遮光カーテンと、開閉装備によって解決
天井にこもった熱を開閉して排出、尚且つカーテンで直射日光をふせぎます
冬の寒さ対策は日中日差しをフルに取り入れて、室内を暖め
日が落ちたらカーテンで温まった室内の熱が逃げないようにします
もちろん遮熱断熱ペアガラス装備ですが、それだけでは物足りないので
電動カーテンをオプションで追加
断熱材には壁体内の水蒸気を効率よく排出する「パーフェクトバリア断熱材」
夏は屋根からの熱の伝達を防ぎ、冬の断熱対策もしっかり施す
もちろん水蒸気の排出にも効果があります
↓ 開閉式のトップライト 雨天時はセンサーが働き自動で閉まります
↓ 昼間は照明いらずになりました
ー冬寒いー
築80年のI様邸の室内の壁の仕上げは「土壁」
土壁の持つ室内環境「調湿性能」は、改修にあたって失いたくありません
そこで私は調湿性能のある断熱材「パーフェクトバリア」を
改修工事の際にご提案しています
↓ 壁と天井内に施した断熱材「パーフェクトバリア」
↓ 床にもパーフェクトバリアを施します
つまり、土壁の持つ「調湿性能」と同じ環境を、床壁天井の6面体に施し
魔法瓶のような構造にしました
しかも水蒸気を壁の中にこもらせないようにしています
壁の仕上げは、北海道産のホタテペイント
天井はホタテペンイントと天竜杉のコラボ
床は30mmもある厚い相生杉
自然素材満載
室内はいち早く、8月中旬より使用開始
I様のご家族みんな、靴下を脱ぎ、はだしで歩いています
快適さの証拠を実証することができて、何よりです
ー家事動線の改善ー
家事の動線の不具合は、主婦にとっては悩みの種
従来型の壁付キッチンから、アイランド型キッチンに改修
台所に立ち、テレビを見ながら、また奥の部屋の気配を感じながら
短い動線で効率よく家事を行う
たっぷりの収納は大家族の急な催しにも大活躍
キッチンのコンロ前はガラス張りにして、視界を広げました
↓ キッチンコンロ前の耐熱ガラス
↓ キッチンの前から、廊下と居室の気配を感じ取ることができる
杉材の引き戸 ポリカーボーネードで軽さも考慮しました
収まりはすっきりさを強調 明るさを確保しました
↓ 廊下側から見たところ
開け閉めの際にはブレーキ機能付きの安心設計
カナデホームでは、ご提案の一環として
パースでのプレゼンを行っています
お客様にとって、図面と見積もりだけでは
どんな空間になるのか不安になってしまいます
そんな不安のお手伝いができればとの想いからです
↓ 今回の、プレゼンパースです
完成しました
↓ 床と天井は杉材、壁はホタテペイント
床の木目と、白で統一された空間は
「シンプルイズベスト」
↓ 天井の地松は、オスモの自然素材塗料、マホガニー色で着色
↓ 無垢のカウンターは国産材の地桜をチョイス
↓ご提案させて頂いた国産地桜の、カウンター材の採寸の様子↓
↓ こちらは2期工事で施工した、洗面室も完成
床は「ヒバのなぐり仕上げ」
I様曰く、足裏に心地よい足触りがあるそうです
左側に見える収納は、メラミン材のマホガニーで仕上げました
↓ 洗面カウンターは、ケヤキの1枚板を加工して造りました
ケヤキ板は支給品です