カナデホーム

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耐震工事

 K様邸 この家を息子に残したい

こんにちは カナデホーム の家守(家を守る)の浅田佳宏です。
 打ち合わせを進めていく中で、浮かび上がってきたリフォームの概要
先代が残してくれたお家を、この先末永く維持していくために、最も重要なことは
構造です
 築37年のK様邸は≒60坪の床面積
地方の農業を主とする生活様式に必ずある二間続きの大きな和室
昔は親戚や隣近所の人々が行事を決まりごとのように行い
大きな和室に集まり宴を催したものです
      ↓二間続きの和室  作業開始前の養生をしています
畳はホコリ等の目詰まりを避けるために一度はずし、養生をします

 核家族化が進む中で、人とのつながりも少なくなり大きな家は
様変わりをしました
 耐震補強工事はお家全体のバランスを考えて設計します
普段生活する場所のみの補強と言うわけにはいきません
当初減築も考えたK様でしたが既存の大規模改修を決断されました
お家への想いが強かったようです
耐震改修+断熱改修をご提案しました
断熱改修は費用のこともあります、生活の基盤となる、LDKと水回り、寝室のみとしました
      ↓ 改修プランの1階平面図 
       オレンジ色の部分が断熱改修の範囲です
       床壁の断熱材を、新しい省エネ効果の高い製品に入れ替えます

 窓部分は老朽化が激しく、防犯の面からも好ましくないので
1階2階のすべてを、ペアガラスの断熱仕様に交換
 窓からの熱の損失は、床、壁、天井という部位の中で最も割合が高く
48%にも及びます
 窓の断熱を強化することは、費用対効果が最も高くなります
      ↓お家の熱損失の割合

 耐震改修は一般診断を経て、精密診断の段階に写ります
国の補助金を利用するには精密診断は欠かせません
評点を1.0以上に上げて工事を行うことをK様にお話ししました
 国が進めている中古住宅市場の活性化
ストック住宅の問題点を解決するための新たな動きですが
お家の査定方法を変える方針を次々と打ち出しています
 わかりやすくいうと、耐震改修を施したお家は評価が上がるということです
施されてないお家は、安く査定されてしまいます
 耐震だけが評価の項目ではありませんが、20年で価値が消失する査定方法を
見直すという方向に舵がとられました
 補強工事が施されているお家または耐震性能の高いお家から
売買されていくというはっきりとした構図が浮かびあがってきます
 お家の目利きは、不動産売買を扱う会社より、工務店の得意分野
マニュアルで築年数と路線価をソフトに入れるだけで値付けされる売買価格とは違います
 なぜ私がこのようなことを言うのか!?
以前こんなことがありました
当社で新築をさせて頂いたお客様は、当初中古住宅購入をご検討されていました
「希望購入物件を一緒に見てほしい」という要望から、中古住宅を一緒に見て回りました
ある物件で2階に上がったときお家の傾きがあるのではないかと違和感を感じ
よく見ると外壁にクラックがあり、高さ2mの擁壁コンクリートの上に建てられたお家は
擁壁コンクリートが湾曲していました
お家の傾きはその湾曲した擁壁コンクリート側に傾いています
こんな物件を付近の相場そのままで売りに出している会社のモラル・・・・
 アメリカや欧州では、インスペクションと言う制度が当たり前で
買主や売主、または工務店、不動産会社とは別に、第三者の立場で
中古物件等の査定をする業務が、公的に認められています
早くこのような制度が日本にも根付いてほしいものです
 そうすすれば、カナデホームが長期優良住宅を標準仕様にし
数多くの施工監理写真を記録し、お客様にお引き渡しをしている基本スタンスの
重要性が、改めて認識されるはずです
 
 
 私の経験上、お客様はそのことをほとんどわかっていません
デザインや価格が最優先されているからです
カナデホームでお家を造っていただいたお客様は
主にこのような事由からお家づくりを依頼されます
1)空間の心地よさや気持ちよさ、住み始めてからの光熱費を抑える工夫と断熱性能
2)構造の重要性(建物の基本構造と地盤の重要性)
3)高い省エネ性能と心地よさを数値で表す、理科的な根拠
4)住み始めてから20年間は、極力メンテナンスを抑える素材や部材、そして工法のご提案
5)自然素材を使うメリットとデメリットの具体的な事例の紹介
6)お引き渡しをしてからの、アフターサービスの重要性と30年間のメンテナンス計画表のご提案
7)200ページ以上にも及ぶ工事監理記録写真の重要性
8)構造が基本でその次に間取りでデザインの順序の重要性

 今年の1月にお引き渡しをしたお客様から頂いたおてがみ


 場数を踏んだ工務店の能力には、見えない部分を経験から査定する
高い能力が備わっています
 私はリフォーム工事の際に、必ず予備費を計上して
後で追加工事が発生しないように、見積もりを起こしています
見えないところを査定します
100%とは言いませんが、ほとんど外したことはありません
 これが結構会社によって差の出る、大きなポイント
補強工事一つとっても、現場を監理しないで職人任せにしている会社では
できない仕事
 安心を金額に換えるには高度な技術力の裏付けが必要です
 精密診断を行い、補強工事の計画書を役所に申請している間
許可が下りるまで時間があります
 水回りの設備の全面リニューアルも含まれていますので
LIXILのショウルームに、お風呂やシステムキッチンをお客様と見に行きました


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