長期優良住宅化リフォーム推進事業 公募の開始
こんにちは カナデホームの浅田佳宏です
カナデホームは全棟を長期優良住宅で創りあげています
昨年度から実地されている
国土交通省のリフォーム推進事業の今年度版である
「平成27年度 長期優良住宅化リフォーム推進事業」
提案型の公募が始まっています
わかりやすく概要を説明すると
中古住宅の性能を向上して、住宅ストックの長寿命化を図る
優良な取り組みに大して国が費用の一部を補助する制度です
この制度の中に「S基準」を満たすと1戸あたり、上限200万
が補助される仕組みがあります
住まい人には難しい解釈でピンとこないと思います
それもそのはず 業者もほとんどがちんぷんかんぷんです
では難しい制度をカナデホームの耐震改修+大規模リノベーションを行った
K様邸を基にわかりやすくかつ、簡潔に画像を用いてご紹介します
まず耐震改修では
「一応倒壊しない」と言う基準評点である「1.0」まで改修します
K様邸は補助金を頂いて改修しました
評点は「1.2」まであげました
通常の耐震改修は基礎の補強までは求めていませんが
S基準では基礎の補強「増し打ち=既存の基礎に新しい基礎を抱かせる」
工法までが求められます
では実際の基礎の改修工事の画像です
↓まず既存の床を全て取り払い、砕石を敷き転圧します
↓次に柱の引き抜け防止金物を取付けます
ウエハラのガードホールダウンジベルです
財:日本建築防災協会の評価取得を取得しています
穴あけです
↓開けた穴の掃除です 粉が残っているので
↓ブラシでは完全ではありません 吸引機で再び吸い取ります
↓穴に薬剤のケミカル材を差込み、ボルトを使い
ハンマーでガラスの容器を割ります
すると真空状態が無くなり、液体と粉末が混ざって
硬化を始めます
↓さらにボルトを打ち込み、おくまで打ち込みます
夏場は10分しないうちに、カチカチに固定されます
↓セットされたガードホールダウンジベルと鉄筋
黒板に記録します
S様邸では、26箇所設置しました
↓赤丸印は、シロアリ駆除のために無作為に開けられた基礎コンクリート
この欠けた部分の基礎も、今回の工事で同時補強します
↓古い基礎に新しい基礎を抱かせる為の鉄筋の組み立てが
完了した状態
↓新しい基礎コンクリート打設の状態
↓新しい基礎が出来上がりました
↓耐震補強計画で壁量が足りなかったり、耐震壁のバランスが悪かったり
するときは、新しく耐震壁を設けます
↓ホールダウン金物の設置も必須です
↓既存の土台がアンカーボルトで固定されていない箇所が見つかった場合は
ケミカルアンカーで増設補強します
↓床組みや小屋組みの接合部に金物が設置されていないときも
増設補強します
いつも丁寧かつ真摯な姿勢で工事をしてくれる
パートナー企業の亀井さんです 40年近いお付き合いです
↓腐食した土台などの交換もします
↓危ない2階の床組みの補強
この箇所は鉄骨梁で補強しました
↓断熱改修は、床壁天井の全てに満遍なく設置
K様邸に用いた断熱材は
床:フクフォームエコ
壁、天井:パーフェクトバリア
ざっとこんな感じです
工事記録の写真は膨大な枚数です
カナデホームでは標準仕様の監理基準です
いま建築業界では、知識の浅い技術者の問題が浮かび上がっています
どこに家づくりの基準を置くか
改めて考え直す良い機会です
では